「
ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)
リベンジの時がきた。
ショーマンフリートは好位の2、3番手からの競馬で新馬戦を快勝。将来が期待される内容であったが、その後の
シンザン記念は5着、
共同通信杯は10着。重賞の壁が思いの外、高かった格好となったが、自己条件を突破し重賞路線に帰ってきた。手塚師は「夏馬なのかもしれない。春先は体調的に勝ってから熱発とかあったけど、今は馬が自信を取り戻してきた」と過去の敗因を分析する。
動きは文句なしだ。19日の1週前追い切りは
宝塚記念2着の
ソールオリエンスのパートナー。美浦Wで格上馬相手に先行し、直線は互角の脚いろで食い下がって同入。6F83秒4-37秒9-11秒4をマークし「具合がいいね。元から動く馬でジョッキーが乗っていたらもっと動いていた。十分、勝ち負けになると思う」と満足げな表情だ。
舞台は夏の福島開催の開幕週。天気予報では雨が多い傾向となっており、パンパンの良馬場となる可能性は低いかも。「雨は降らない方がいいんだけどな。軽い馬場向きの馬だから。ただ、デビュー前から
ソールオリエンスと併せてもいい動きをしていた馬なので」とぬかるむ馬場も地力でねじ伏せたい算段のようだ。手塚厩舎で
ラジオNIKKEI賞といえば、18年に
フィエールマンが2着となり、秋の
菊花賞制覇につなげた。厩舎にとっての出世レースを
ステップにして一気にG1戦線へ羽ばたきたい。
提供:デイリースポーツ