大井競馬場で6月26日(水)に行われる
帝王賞(4歳上・JpnI・ダ2000m)。1978年に創設された一戦で、86年に中央・地方交流競走に指定された。97年からは交流GIに格付け。名実ともに上半期のダート王者決定戦となっている。
86年に交流競走となって以降、地方馬は14勝、中央馬は24勝(うち同着1回)。
JRA所属馬が13年連続で勝利しており、地方馬は近年押され加減だが、今年こそ牙城を崩すことは出来るか。発走予定日時は26日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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メイショウハリオ(牡7、栗東・
岡田稲男厩舎)
一昨年の
帝王賞を5番人気で単勝19.2倍の人気薄で制すと、昨年は2分1秒9の好時計勝ちでレース史上初の連覇達成。そのほか、21年の
みやこS、22年の
マーチS、23年の
かしわ記念とタイトルを積み上げ、ダート路線をけん引している。今回はサウジC除外後で状態面が最大のカギ。仕上がり万全なら、3連覇も見えてきそうだ。
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ノットゥルノ(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)
左回りでは掲示板に載ったことが無く、5勝すべてが右回り。
佐賀記念では59kgの斤量を背負いながら、ひとマクリで4馬身差の圧勝。左回りの
川崎記念は結果が出なかったが、
名古屋グランプリはハイペースでとばして後続に8馬身差を付けた。
父ハーツクライの晩成血統。再び軌道に乗った印象があり、3歳時以来のJpnI勝ちも。
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セラフィックコール(牡4、栗東・
寺島良厩舎)
デビューから
みやこSまで5連勝。着差も「8馬身」「4馬身」「ハナ」「3馬身半」「3馬身」とほぼワンサイドで、怪物の誕生を予感させた。
チャンピオンズC10着、
川崎記念5着とGI級タイトルには手が届いていないが、
ダイオライト記念で4馬身差勝ちの内容からGII、GIIIレベルで無いのは明らか。広いコースで今度こそ戴冠を狙う。
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サヨノネイチヤ(牡5、大井・
坂井英光厩舎)
「
ネイチヤ」という名前から想像できるように、近親に
有馬記念3年連続3着の
ナイスネイチャがいる。デビューから14戦して12勝、2着2回とほぼ
パーフェクト。昨秋の
勝島王冠から、ブリリアントC、
大井記念と重賞を3連勝している。持ち時計の短縮は必須だが、前走の勝ちっぷりにも余裕があった。勢いそのままに強敵撃破なるか。
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ライトウォーリア(牡7、川崎・
内田勝義厩舎)
JRA所属時はオープンで頭打ちの印象もあったが、地方に移籍してもうひと花どころか、
川崎記念でJpnIタイトルまで獲得。ベストはしぶとさを生かせる小回りコースだが、大井コースでも展開や力関係ひとつで十分勝ち負けだろう。何より、
地方競馬の大将格として挑む一戦。
JRA勢相手でも見せ場以上の走りを見せてほしい。
そのほかにも、牝馬重賞4勝の実績馬
グランブリッジ(牝5、栗東・
新谷功一厩舎)、昨年の
チャンピオンズCと
東京大賞典で2着の
ウィルソンテソーロ(牡5、美浦・
小手川準厩舎)などが出走を予定している。