今週から小倉、福島、函館の3場開催となり、夏競馬も本番へ突入だ。土曜小倉6R(ダート1000メートル)には、登録者数176万人の人気ユー
チューバー『デカキン』の出資馬で、名付け親にもなった
ボヌールキャッツ(牝2歳、父
ニューイヤーズデイ、栗東・浜田)がスタンバイ。半兄に
朝日杯FS覇者
アジアエクスプレスを持つ血統馬の初陣に注目が集まる。また、福岡ソフトバンク
ホークスの柳田悠岐外野手(35)が所有する
セイフウサツキ(牡2歳、父
サトノクラウン、栗東・松永幹)が日曜函館5R(芝1800メートル)でベールを脱ぐ。
いよいよ開幕を迎える“夏コク”。照りつける太陽の暑さに負けず、可能性を秘めた期待馬たちがデビューを迎える。開幕初日の土曜小倉6Rにスタンバイする
ボヌールキャッツは、半兄にデビュー3連勝で13年
朝日杯FSを制した
アジアエクスプレスや、21年
マーチSの覇者
レピアーウィットがいる血統。浜田師は「とても真面目で走ることに一生懸命」と目を細める。
馬名の
ボヌールキャッツは、フランス語で「幸福」という意味を表す“
ボヌール”と
母ランニングボブキャッツの“
キャッツ”が由来となっているのだが、その名付け親は、同馬の
一口馬主でもある登録者数176万人の人気ユー
チューバー『デカキン』だ。自らが考案した名前が選ばれたことを、19日にアップした自身のユーチューブ動画で発表。「幸運の猫だというふうに考えたら、招き猫。みんなにとっての招き猫くらいの勝利をもたらす馬になってほしい」と力強く話していた。
1週前は西村淳を背に、栗東坂路で4F53秒5-38秒9-12秒4を計時。併せた古馬1勝クラスに1馬身先着した。トレーナーは「及第点の動きでした。血統背景がいいので、本番でそこを出せる走りができれば。牝馬のカリカリした感じはなく、そういう面では問題ないです。小柄な馬ですが、仕上がり自体は悪くない」と期待を込める。兄に負けない活躍へ、まずは夏の小倉で好スタートを決めてみせる。
提供:デイリースポーツ