秋に向けて、飛躍の足掛かりとなる勝利をつかめるか。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する
ラファミリア(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が、土曜小倉9Rの
英彦山特別(3歳上・1勝クラス・芝2600m)で2勝目を狙う。
ラファミリアは父
レイデオロ、
母アイムユアーズ、母の
父ファルブラヴの血統。母は11年の
ファンタジーS、12年の
フィリーズレビュー、12年と13年の
クイーンSの勝ち馬。4代母は
ダイナカールなので、
エアグルーヴや
アドマイヤグルーヴ、
ドゥラメンテや
ルーラーシップといった名馬と同じ一族となる。21年のセレクトセール当歳で1億5000万円(税抜)の高値で取引された。
今年3月の未勝利(阪神芝2400m)でデビュー。
武豊騎手に導かれて既走馬相手に逃げ切りを収めた。しかし、続く
アザレア賞では直線で息切れして、2.6秒差の最下位7着に大敗。初戦とは別馬のような走りになってしまった。その後は休養を挟み、ここが3カ月ぶりの実戦。この距離で2勝目となれば、秋の大舞台もうっすらと視界に入ってくる。値段にふさわしい走りを見せられるか、今後を左右する一戦となることは間違いない。