3歳ハンデ重賞「第73回
ラジオNIKKEI賞」は
アレグロブリランテが木曜追い。美浦Wコースを弾むように駆け抜けた。春のG1チャレンジ(
皐月賞15着)を糧に飛躍を期す。
ラジオNIKKEI賞組では
アレグロブリランテが唯一木曜追いで仕上げられた。Wコースで6歳オープンの
ボーデンを1馬身先行。最後まで余力たっぷりに併入した。「先週しっかり追い切ったことで動きに切れが出てきました。最終追い切りでは後ろからプレッシャーをかけられた時の反応を確かめたが、気負いもなくマイペースで走っていました」。上原佑師は先行策を想定したリハーサルに合格点を与えた。
「臆病な面もなくなって気性がどっしりしてきました。先頭に立つと物見して自分でブレーキをかけたりしていたが、そんな面も解消されました」。
皐月賞15着後は秋まで休養させるプランもあったが、回復が早かったため夏の福島に参戦。「瞬発力より持久力が武器。スタミナがあるので
菊花賞を目標にしていますが、小回りにも対応できます」。デビュー勝ちした福島1800メートル戦で重賞初制覇を飾る構えだ。
スポニチ