いよいよ「セレクトセール2024」が来週に迫ってきた。そこで今回はセールで高額取引が予想される馬を紹介する。まずは初日の1歳から。
セールの中心となるノーザン
ファームの生産馬を見てみよう。リザーブ価格の最高額は51番・
コーステッドの2023(牡、父
エピファネイア)、100番・
デルフィニアIIの2023(牡、父
キタサンブラック)の2頭で7000万円となっている。前者はセレクトセールで取引された兄姉が既に活躍中。19年の当歳で1億6000万円(税抜、以下同)だった
ダノンベルーガは、GIで2着1回、3着2回のトップホース。22年の1歳で2億1000万円だった
ボンドガールは重賞で2着が2回ある。一方の後者は母が英G1と仏G1で2着の実績馬。半姉の
ベストミーエヴァーは今年の
スイートピーSで3着だった。
また、牝馬の最高額は71・
アスコルティの2023(父
キタサンブラック)で6000万円。こちらの半姉は昨年の阪神JFを制した
アスコリピチェーノだ。母のきょうだいには
タッチングスピーチや
サトノルークス、
ミスタージーティーなどの活躍馬が並び、かなりの注目を集めることは間違いない。
その他では
コントレイル産駒を2頭挙げたい。133・
カルティカの2023(牡)の半兄は一昨年の
菊花賞を制した
アスクビクターモア。20年の1歳で1億7000万円だった兄以上の値がつくかも。そして9・
ラビットランの2023(牡)は母が芝ダートの両方で重賞勝ち。馬っぷりも良く、高額取引となることは間違いなさそうだ。