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【ラジオNIKKEI賞予想】JRA唯一の3歳ハンデ重賞 開幕週とあってポジショニングも重要なファクターに

  • 2024年06月30日(日) 06時35分
 スタンド前から発走し、馬場を1周と少々。小回りの競馬場で、コーナーを4度回るハンデ戦。加えて開幕週とあってポジショニングも重要なファクターとなりそうだが、今年は逃げ、先行馬が多く難解だ。過去10年間で1番人気馬は[2-2-1-5]で3番人気以内馬も[7-2-2-19]。トップハンデは[2-1-0-13]とやや不振傾向だ。

 ◎サトノシュトラーセ青葉賞4着。このときは、ちょうど加速しようという直線半ばで不利を受けたのが痛かった。それでも最後まで前を追ったが0.2秒及ばなかった。500kgを超える大型馬だが小倉競馬場のあすなろ賞を勝っているように小回り馬場を苦にしない器用さを併せ持ち、京都競馬場内回りコースを使用する京都2歳Sでも2着馬とはハナ差3着。キャリアを積むごとにレース内容が良化しているのも心強い。

 〇ウインマクシマムはゆりかもめ賞の勝ち馬で、青葉賞5着馬。前走の青葉賞は前半1000m59.5秒で飛ばす逃げ馬を離れた2番手で追走し、残り200m付近では完全に抜け出したが、早めに追いかけて勝ちにいった分、ゴール前で脚が止まってしまった。レース内容は悪いものではなく、むしろその積極性を評価したい。不利があって思うようなレースができなかったホープフルSは参考外だが、札幌競馬場、中山競馬場で好走歴があり、小回りは苦にしないはずだ。

 ▲ショーマンフリートは東京競馬場芝1800m3歳1勝クラス優勝馬。スタートセンスがよく、早めに好位をキープできるセンスの持ち主で、前走は3番手から早めに先頭に立って後続の追撃を封じ込めた。平均的に速いラップとなったのも幸いだったかもしれないが、逃げ、先行馬が多い今回も同じような流れになる可能性がある。デビュー戦に勝ち、シンザン記念共同通信杯へと駒を進めた素質馬。改めて期待したい。

 △アレグロブリランテスプリングS2着馬。この時は積極的にペースを握り最後は勝ち馬の決め手に屈する形となったが能力の一端は示した。前走の皐月賞は猛ラップを追走して力尽きたが、福島競馬場芝1800mはデビュー戦で勝利している相性の良いコースでもある。

 白百合S2着の△オフトレイル札幌2歳Sを圧勝した△セットアップも海外帰りとはいえ無視はできない。

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