父に5年ぶりのタイトルを届けるか。
キングヘイロー産駒の
リフレーミング(牡6、栗東・
鮫島一歩厩舎)が、
七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
リフレーミングは
父キングヘイロー、
母ヒーリング、母の父
バトルプランの血統。ここまで27戦5勝。3勝クラスでは惜敗が続いていたが、3走前の
湾岸Sで2年1カ月ぶりの勝利を手にした。続く前々走の
福島民報杯でも鮮やかな直線一気を決めて、あっさりとオープン初勝利。前走の
新潟大賞典も5着とはいえ、前有利の展開の中、しっかりと脚を使っていたので、決して悪い内容ではなかった。今回の舞台となる福島芝2000mは2戦2勝と大得意。充実期であることに加え、条件も絶好とあれば、十分にチャンスがあるだろう。
血統面でも注目となる。
キングヘイロー産駒はこれまで
JRA重賞を14勝。しかし、19年の
北九州記念を
ダイメイプリンセスが制して以降は15連敗中なのだ。
JRAに残る産駒は
リフレーミング、
ヴィジョンオブラヴ、
デストロイの3頭のみ。現役の稼ぎ頭が、天国の父に吉報を届けられるか。自慢の末脚が炸裂することを期待したい。