◆第60回七夕賞・G3(7月7日、福島競馬場・芝2000メートル)

　サマー2000シリーズ第1戦となる七夕賞に出走するキングズパレス(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎、父キングカメハメハ)が、重賞初制覇の大きなチャンスだ。前走の新潟大賞典は、4角7番手から長く脚を使って伸びて、勝ち馬に鼻差まで迫って2着と勝ちに等しい内容だった。斎藤助手は「もともと期待していた馬で、強いメンバーとやってきていたので、前走くらい通用するのは分かっていました」と、収穫の大きいレースを振り返った。

　福島コースは初めてとなるが、引き続き芝2000メートルは好条件だ。同助手は「右回りだと直線で内にもたれるところがあるので、そこがポイントですね。他の条件はいいと思うし、そこが解消されれば、全然通用してもおかしくないと思います」と分析。それだけにこれまで15戦でコンビを組んできた松岡正海騎手の手綱さばきは頼もしい。

スポーツ報知