スマートフォン版へ

【スパーキングレディーC予想】有力牝馬が多数参戦し激戦模様 夏の女王に輝くのは

  • 2024年07月02日(火) 17時00分
 第28回スパーキングレディーC・JpnIIIが7月3日に行われる。今年から2シーズンになったグランダム・ジャパン古馬秋シーズンの第一戦目で、牝馬12頭が砂の女王を目指して争う。また、1着となった地方馬にはレディスプレリュード・JpnII(10月1日、大井)の優先出走権が与えられる。

 舞台となる川崎1600mは、4コーナー奥からのスタート。カーブがきつめでホームストレッチでほぼ隊列が決まるため、1コーナーまでのポジション取りが重要だ。本来はあまり流れは早くならないが、今回はハナを理想とする馬が多くハイペースが予想される。先手必勝のボヌールバローズが2枠2番を引いたことで、先頭はこの馬となりそう。そこに、フーリッシュホビーミチノアンジュの地方勢が続きそうだ。

 フーリッシュホビーJRA1勝馬で、転入後は船橋1600mで5連勝と才能が開花。初川崎だが、山下之調教師は「スタート位置からも川崎なら1600mが一番良さそう。これまではスピードが違うので逃げていた。JRAでの新馬戦は差し切り勝ちだったし、逃げにこだわっていない」と話すが、先行集団での競馬を狙っている様子だった。

 対するJRA馬の4頭は、いずれも先行馬。さらに、園田で4月に行われた第1回兵庫女王盃・JpnIIIの再戦模様となっている。その初代チャンピオンに輝いたライオットガール。後続を引きつけて脚をためつつ先頭で競馬をし、直線でエンジン全開。アッと言う間に後続を引き離す完勝だった。前走のエンプレス杯・JpnIIは4着だったが、さすがに2100mは長かった印象。マイルもベストとは言えないが、距離短縮は歓迎だ。

 兵庫女王盃では5着だったヴィブラフォン。初の1870mでスタートでつまづき後手を踏んだ影響もあったうえ、初の園田で白い砂の洗礼を受けたか、すでに4コーナーでは前についていけなかった。それでも、大きく崩れなかったのは評価できる。今回は昨年12月に神奈川記念を制した川崎1600m。もまれず先行できればしぶといだけに、要注意の存在だ。

 地方ダートの1600m戦なら、スピーディキックも黙ってはいられない。近2走の2桁着順はフェブラリーS・GI、阪神牝馬S・GIIのJRA参戦。芝スタート、芝戦と条件が合わなかったとしかいいようがない。昨年のこのレースでは直線一気あわやのアタマ差2着。藤原智調教師は「昨年の2着は悔しかったし、このあたりでダートグレードを1つは獲らせてあげたい」と雪辱を狙っている。前が速くなる分、この馬の末脚の良さが生かせそうだ。

 さらに、兵庫女王盃で2着のアーテルアストレア、同4着のキャリックアリードなどが参戦し、激戦が予想される。注目のスタートは20時10分だ。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

◇川崎競馬特集ページには無料の予想コンテンツが盛りだくさん!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す