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【函館新馬戦】須貝軍団先陣だ!マジックサンズ 七夕の“一番星”へ好感触

スポニチ
  • 2024年07月02日(火) 05時30分
 夏競馬、真っ盛り。終盤戦の函館では今週も七夕の日の日曜5Rに出世レースの「芝1800メートル新馬戦」が組まれている。注目は夏の函館に期待馬を送る“須貝軍団”のマジックサンズだ。須貝厩舎の現2歳では満を持し、トップバッターで出陣。半姉に昨春桜花賞2着コナコーストと血統も良質。函館芝1800メートルの新馬を制し、スターに羽ばたいた同厩舎の先輩ゴールドシップソダシに続く。

 毎夏函館シリーズで期待の2歳を送り込む須貝厩舎が、今年も逸材をスタンバイさせている。7日の芝1800メートルで初陣を飾るマジックサンズだ。半姉に昨春桜花賞2着のコナコースト(父キタサンブラック)がいる血統馬。4月中旬には既に栗東で坂路調教を開始し、一度放牧に出して、はるばる函館入りした。

 須貝師は「いい馬だよ。血統もしっかりしている。栗東にいた時点では体力不足だったので一度放牧に出したけど、だいぶしっかりしてきた」と目を細める。

 函館入厩の前の栗東で6月12日にCWコースで6F85秒6〜1F11秒3と強烈な伸びを披露。先週6月27日は実戦で騎乗予定の佐々木を背に函館芝で5F67秒7〜1F11秒5(強め)と好反応で鋭伸。体をしっかり使って、雄大なフォームで駆ける。佐々木は「動きはいいですね。芝の感触も悪くなかったです。どっしりして、いい意味で2歳っぽくない。落ち着いています」と好感触を得ている。

 須貝厩舎の「函館芝1800メートルの新馬V」といえば、11年ゴールドシップが12年有馬記念VなどG1・6勝と大出世。コロナ下の無観客開催の20年に新馬Vのソダシは、翌春の桜花賞で白毛馬初のクラシック制覇の偉業を成し遂げた。同厩舎の期待馬にとって、夏の函館は“飛躍舞台”となっている。「ソダシはずっと放牧に出さず桜花賞を勝ったな…」と懐かしそうに振り返った。手元に置いて、しっかり時間をかけて育てるから、強くなる。春の栗東から鍛え込んだマジックサンズへの期待は大きい。

 「今年のうちの2歳ではこの馬が1番目のデビューなんです。キズナの子だから、函館の洋芝にも対応してくれると思う。それに性格もいい。(距離の)融通性も利きそう」

 同厩舎の現3歳は勝ち上がり頭数20頭と、驚異的な成績を残した。G1・15勝を誇る名指揮官が送る現2歳の初陣。偉大な先輩たちが勝ち上がった夏の函館で、スターへの第一歩を刻む。

 ≪厩舎の函館新馬戦 勝率驚異の41.4%≫須貝厩舎が函館新馬戦を大切にしているのは成績にもはっきり出ている。同厩舎の競馬場別新馬勝ち星は阪神18勝、京都13勝に次ぎ、函館が3番目の12勝(出走頭数29頭)。開催日数が2カ月に満たない短期開催の函館で、勝率41.4%と驚異的な勝ち上がり率で効率良く結果を出している。

 ≪先輩のほかにも“出世馬”が多数≫函館芝1800メートルの新馬勝ち馬はイシノサンデーメジロブライトヤマニンシュクルアドマイヤムーンローブデコルテなど多くのG1馬を輩出してきた。昨夏、同舞台で新馬Vのレガレイラ(牝3=木村)は昨年ホープフルSでG1を勝ち、今春は皐月賞(6着)→ダービー(5着)と牡馬相手に善戦した。

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