先週は北で東で大物感たっぷりの馬が現れた。日曜函館ではゴーゴータカシが伸びしろ感じる逃げ切りV。好スタートを切ったが1角までに外に膨れ、道中も口を割る幼さを露呈。それでも直線では粘り腰を見せ、後続の追い上げを悠々振り切った。2着との着差は半馬身と大きくはないが、鞍上の手応えを見る限りまだ余裕があり能力は相当。気性面の成長があれば今後楽しみな存在になるだろう。

　日曜福島ではデルアヴァーが豪快な差し切り勝ち。スムーズとは言えないスタートで後方待機を余儀なくされたが、道中しっかり折り合って操縦性もばっちり。直線では外から大きくストライドを伸ばして楽々前を捉えた。母アムールブリエはダートグレード競走6勝。祖母ヘヴンリーロマンスは05年天皇賞・秋を制した名牝。3世代重賞Vを狙える器だ。

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