もう惜敗は御免だ。重賞で2着2回、3着2回の実績を誇る
ヴァンヤール(牡6、栗東・
庄野靖志厩舎)が、
プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)で悲願の初タイトルを狙う。
ヴァンヤールは父
タートルボウル、
母ブライトエルフ、母の
父ブライアンズタイムの血統。ここまで21戦5勝。未勝利を勝ち上がれず、地方・名古屋で2戦2勝の成績を残して再転入。その後は順調に
ステップアップしてきた。しかし、オープンでは10戦して2着3回、3着3回と惜敗続き。重賞に限っても22年の
名古屋グランプリと23年の
アンタレスSが2着、同じく
平安Sと
シリウスSが3着だから、あと一歩で勝利を逃している。
今回は約9カ月ぶりの一戦となるだけに、仕上がりがカギとなる。ただ、これまで中10週以上では4戦して2勝、3着2回の好成績だから、休み明けを苦にするタイプではない。強豪を撃破し、今度こそ待望の重賞制覇となることを期待したい。