「プロキオンS・G3」(7日、小倉)
小回りのダート1700メートルはベスト。本来なら中京ダート1400メートルで行われるプロキオンSだが、今年は小倉で施行される。この条件変更を歓迎するのが、
ブラックアーメットの角田師だ。
「中京の千四だったら、たぶん付いていけないし、届かない。その点、千七なら。小回りは流れが速くなりやすいし、小倉でやれるのはいいね」
快勝を飾った前走の吾妻小
富士Sがダート1700メートル。福島から小倉に変わるが、形態が似ており、実際にこの条件でも勝ち鞍がある。直線が短いため、早めに仕掛ける馬が多く、後ろから運ぶ
ブラックアーメットにとって、展開の恩恵を受けやすいメリットがある。
状態にも自信ありだ。栗東CWで行われた27日の1週前追い切りで6F76秒9と自己ベストを更新する破格の時計をマークした。「前走から1週前にしっかり時計を出す調教に変えている。それがいいんだろうね。今回もいい状態で出せると思う」と師は目を細める。
引き続き手綱を取る主戦の泉谷も「前回は僕が乗った中で、これまでで一番いい状態だと思いました。強かったですし、小倉も合うので重賞でも」と期待大だ。前走同様、直線で鋭い末脚を繰り出し、悲願の重賞初Vを決めてみせる。
提供:デイリースポーツ