牝馬限定の交流重賞「第28回
スパーキングレディーカップ」が3日、
川崎競馬場で行われた。1番人気の
アーテルアストレアが直線抜け出し優勝、3つ目の重賞タイトルを手にした。
「ここ2戦は競馬場に合わせて競馬をしたのでリズムを崩した。今日はこの馬のリズムで乗ることを重視した」と振り返った菱田。それが末脚に懸けるということだった。好スタートを切るとスッと控えて道中は後方2番手を追走。向正面に出て馬群が縦長になったが慌てない。仕掛けたのは3コーナー手前。右ステッキを1発入れたのが
ゴーサインだった。手綱をしごかれて加速すると一気に外を捲っていった。直線大外に持ち出すと再び右ステッキがうなる。先に抜け出した
ヴィブラフォンを捉えると左にステッキを持ち替えて1発。追い込んできた
キャリックアリードを首差振り切ったところがゴールだった。
「はじけてくれました。いい脚を使ってくれる時は差されたことがないので(最後も)心配していなかった」。菱田は満面の笑みで振り返った。次走は「無事なら
レディスプレリュード(10月1日、大井)になると思う」とした橋口師。さらなるタイトル奪取で高みを目指していく。
◆
アーテルアストレア 父
リーチザクラウン 母スターズインヘヴン(母の父
ワークフォース) 牝5歳 栗東・
橋口慎介厩舎 馬主・フィールドレーシング 生産者・北海道白老町の社台コーポレーション白老
ファーム 戦績21戦8勝(南関東6戦3勝) 総獲得賞金2億848万3000円。
スポニチ