「プロキオンS・G3」(7日、小倉)
“令和の穴男”を襲名だ。3月にフリーになった
小沢大仁が夏の小倉開幕週で存在感を発揮した。2勝を挙げる活躍はもちろん、単勝100倍超の2桁人気馬を2回も3着に導いて高配当を演出。大穴メーカーの片りんをのぞかせた。
小沢は「いい馬に乗せていただき、馬もそれに応えてくれました」と笑顔で好スタートを回顧。今年、2桁人気馬を3着以内に導いた回数は10回で、これは同期の永野と並んでトップタイ。「僕は何でも勝てると思って乗っているメンタルなので」と前向きな気持ちで結果をつかんでいる。
プロキオンSでコンビを組むのが
メイショウダジンだ。近3走は2桁着順だが、小倉ダート1700メートルは〈2・0・1・1〉と好相性。「集中力が課題なので、久々の2ターンがいい方に向けば。ポジションを取ることも考えたい」と積極策も視野に一発を狙う。
小沢自身も小倉は勝率と複勝率が最も高い得意コース。「馬場が荒れやすく、人気馬が苦戦しやすいですからね。僕自身も得意意識はありますよ」。愛知県瀬戸市に生まれ、出身中学こそ違うが、藤井聡太七冠は同市内の同学年。4年目を迎えた尾張出身の若武者が、この夏、とびっきりの存在感でその名を全国にアピールする。
提供:デイリースポーツ