今週の日曜日は、福島競馬場で
七夕賞(GIII・芝2000m)が行われます。
過去10年の
七夕賞で3着以内に入った馬は、全て4角を9番手以内で通過していました。その中でも4角4番手以内の馬が8勝2着4回3着4回で単勝回収率は133%、複勝回収率は243%と優秀な成績を残しています。
過去10年の
七夕賞は全て小回りの福島で行われており、今年の
七夕賞も福島で開催されます。小回りは差しや追い込みを得意とする馬よりも、前々で先行力を活かすタイプの方が結果を残しやすいコース形態ですので、このような傾向になっていると考えられます。
昨年の
七夕賞でも勝った
セイウンハーデスは4角を2番手で通過。9番人気で2着に激走した
ククナも4角では4番手につけていた馬でした。今年の
七夕賞でも、勝負所の4角で好位置につけられる馬に注目すると思わぬ高配当を手に入れられるかもしれません。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の
七夕賞では【残った馬】の
ククナが9番人気で2着と好走。先週の
ラジオNIKKEI賞では【注目の穴馬】として取り上げた
ヤマニンアドホックが5番人気で3着と結果を残しています。
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走4角13番手以下(ただし、前走1番人気は除く)
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:
リフレーミング、
レッドランメルト※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想される
リフレーミングが該当しました。
先述したように過去10年の
七夕賞では4角である程度の位置にいる馬に良績が集中しており、4角で後方にいる馬は不振傾向となっています。
前走の4角での位置取りからもその傾向は強く見られます。過去10年の
七夕賞では前走4角9番手以内の馬が7勝2着9回3着7回と良績が集中しています。前走で
七夕賞の好走パターンに当てはまる競馬をしている馬に分があると言えそうです。
一方、前走の4角で10番手以下だった馬は3勝2着1回3着とノーチャンスではありません。しかし、これが13番手以下になると13頭が出走し1勝のみとなっています。この1勝を挙げたのは20年の
クレッシェンドラヴ。この馬は前走で1番人気の支持を集めていました。人気を集められるのはそれだけの実績を有している証拠で高い実力を備えているとも言えます。そのような馬であれば、地力の違いで結果を残せるのかもしれません。
該当馬に挙げた
リフレーミングは前走の
新潟大賞典に5番人気で出走。4角では14番手と後方に位置しており、過去の傾向を踏まえると好走に期待するのは禁物と言えそうです。近走は後方に構えて好結果を残しているだけに、今回も後ろからの競馬になる事が予想されます。過去の傾向から好走する可能性が低い上に、人気で配当妙味も薄いとなれば思い切って評価を下げるのもひとつの策と言えるのではないでしょうか。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。