◆第60回
七夕賞・G3(7月7日、福島競馬場・芝2000メートル)=7月5日、栗東トレセン
展開のカギを握る
バビット(牡7歳、栗東・
浜田多実雄厩舎、父
ナカヤマフェスタ)は坂路をゆっくりと上がった。金色の馬体は毛づやもよく、体調面は良好だ。浜田調教師は「いい頃の動きはしているね。脚もとも心配ないし、夏の暑い時期は元気な馬だから」と笑みを浮かべた。
3歳時の
ラジオNIKKEI賞で重賞勝ちを果たした思い出の福島での競馬だが、2走前の
福島民報杯ではハナを切れずに惨敗している。「ああいう競馬だとやめてしまう。行かないと味がないので、今回はハナにこだわりたい」と指揮官は先手を譲らない構えだ。気分良く走れた今年の
京都記念では3着に入った。力を出し切れれば通用する力はある。
スポーツ報知