「プロキオンS・G3」(7日、小倉)
単勝1・7倍の圧倒的1番人気に支持された
ヤマニンウルスが、無傷の5連勝で重賞初制覇を飾った。2着には3番人気の
スレイマン、3着には12番人気の
マリオロードが入った。
衝撃の強さだった。好スタートを切った
ヤマニンウルスは3番手でレースを運び、抜群の手応えで3、4コーナーを回った。直線に入り一気に先頭に躍り出ると、楽々後続に3馬身差をつけてフィニッシュ。初めての重賞挑戦で、まざまざとその強さを見せつけた。
デビュー2戦目からコンビを組む
武豊は「きょうは今まで乗った中で一番いい雰囲気でしたね」とうなずき、「まだもまれ込んだり、砂をかぶったりした経験がないので、あまりそうならない方がいいかなと思っていました。いいポジションが取れました」と振り返った。
底知れぬ強さを発揮し続ける
ヤマニンウルス。「きょうが5回目のレースですから。それでこの重賞で、この内容ですから。本当に一回ずつ馬が強くなっているので、この先どこまで強くなるのか、すごく楽しみですね」。数多くの名馬の背中を知る名手も、思わず声を弾ませるほどの強さだった。
提供:デイリースポーツ