成績にムラがあった
ホウオウビスケッツだが、前走はハナを切って後続を寄せ付けない完勝劇。以前の行きっぷりを思い出させる勝ち方で、レースぶりに目を見張るものがあった。重賞初制覇のチャンスだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■7/14(日)
函館記念(3歳上・GIII・函館芝2000m)
ホウオウビスケッツは2年前の中山でデビュー。ポンとスタートを切って折り合い、スピード十分の走りで初戦勝ち。続く2戦目の東京コースでも持ち前の速力を生かして、走破時計も優秀だった。オープンに上がって重賞の
スプリングSでも即好走。勝ち馬は後に
大阪杯を勝つ
ベラジオオペラだった。そして
日本ダービーに駒を進めて6着敗退も勝ち馬
タスティエーラ、2着馬
ソールオリエンスとはコンマ2秒差に大健闘だった。その戦績からこの馬も重賞級の力があるのは間違いない。今回が待望の重賞制覇のチャンスだ。鞍上は
岩田康誠騎手。
その
ホウオウビスケッツに前走の
巴賞で惜敗だった
デビットバローズは、過去に爪不安で長期戦線離脱の経緯がある分、まだまだ馬体は若く、これからの伸びしろが十分。4走前の寿Sで2着に負かした
エーデルブルーメはその後
マーメイドSで2着と好走。3走前の
大阪城Sの勝ち馬
ステラヴェローチェはその後
大阪杯で4着と接戦した実力馬だった。今回は距離延長となるが、むしろ2000mの実績が目立つ。立ち回り次第で逆転の可能性も十分だ。鞍上は
武豊騎手。
その他、前走で大敗だがGI初挑戦を考えれば見直しの余地がある
チャックネイト、GI、GIIで2着と好走歴がある
トップナイフ、2年前の
函館記念優勝馬
ハヤヤッコ、2連勝と勢いに乗る
エンパイアウエスト、
中山金杯の勝ちっぷりから函館が合いそうな
リカンカブールなど実力馬が顔を揃える。発走は15時45分。