父に「新たな勲章」をプレゼントできるか。
エピファネイア産駒の
ヤンキーバローズ(牡2、栗東・
上村洋行厩舎)が、函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
ヤンキーバローズは父
エピファネイア、
母キャンディバローズ、母の
父ディープインパクトの血統。母は15年の
ファンタジーS、伯母の
ファインチョイスは11年の
函館2歳Sの覇者だから、2歳戦に強い母系といえる。そして自身も6月23日の新馬(函館芝1200m)を、圧倒的1番人気に応えて完勝。完成度が高く、世代最初の
JRA重賞となる今回も上位人気に推されることは間違いない。
今回は母系だけではなく、「種牡馬」という視点でも注目の一戦となる。
エピファネイア産駒はこれまでに
JRA重賞を23勝。今春のGIでは
日本ダービーの
ダノンデサイルなど4勝を挙げる大活躍だった。しかしながらス
プリント重賞は6頭が参戦して未勝利。
函館2歳Sには過去4頭が挑んでいるが、22年の
シンゼンイズモの7着が最高着順となっている。
ここで自身はもちろん、父にとっても大きな1勝を挙げることができるか。良血
エピファネイア産駒の走りに要注目となる。