函館開催最終日を飾るのは「第60回
函館記念」(14日)。混戦ムードのハンデ重賞、中心は
巴賞勝ちから挑む
ホウオウビスケッツだろう。その
巴賞は
オニャンコポン、
グリューネグリーン、
エミューなど多数の重賞馬が顔をそろえた一戦。ハナで後続を競り落とすペースを刻み小細工なしの完勝を決めた。早くから頭角を現した素質馬が完全に勢いを取り戻している。
G1の
天皇賞・春(14着)では敷居が高かった
チャックネイトだが、G3なら話は別。
アルゼンチン共和国杯(3着)、AJC杯(1着)で示したスタミナをここでも証明する。その他にも昨年
札幌記念2着が光る
トップナイフ、
天皇賞・春(6着)で善戦した
サヴォーナ、2年前の覇者
ハヤヤッコ、イレ込んだ
大阪杯(16着)で力を発揮できなかった
リカンカブールなどがエントリーしている。
ホウオウビスケッツは前哨戦・
巴賞を鮮やかな逃げ切りV。昨春のダービー(6着)で小差で頑張った実績馬が本格化してきた。中尾助手は「
巴賞が強い競馬でした。洋芝も合っていましたし、結構繊細な面があるので滞在競馬が合うかもしれません。距離延長も問題ないので楽しみです」と悲願の重賞初Vに手応え。
巴賞→
函館記念連覇なら、05年
エリモハリアー以来、19年ぶりとなる。
スポニチ