◆第56回
函館2歳S・G3(7月13日、函館・芝1200メートル)
母の弟に種牡馬として活躍する
シルバーステートがいる良血
ヴーレヴー(牝2歳、栗東・
武幸四郎厩舎、父
サトノクラウン)は、スケール感たっぷりの逸材だ。
デビュー戦は、逃げて前半3ハロン34秒1のハイペースを刻みながら後続を完封し、2着
チギリに1馬身半差をつける完勝だった。まったく寄せ付けなかったその2着馬が、次走で楽勝したことからもこの馬の強さを浮き彫りにしている。
函館開催2週目の勝ち上がりで、ここに向けても余裕を持ってのローテーションで挑めるもの大きな強み。南井助手は、「競馬にいって
テンションが高くなったが、いい感じで放牧先から戻ってきた。スピードはあるし、心肺機能が高い馬。能力を感じる」と評価。世代最初の重賞ウィナーになる資格は備えているとみる。(松末 守司)
スポーツ報知