過去10年の傾向から勝ち馬を探る「up to データ」。先週の
七夕賞はプッシュした
レッドラディエンスがV。今週もお任せあれ!夏の函館最終週を飾る名物ハンデ重賞「第60回
函館記念」(サマー2000シリーズ第2戦)を分析する。20年に3連単343万円超の驚がく配当が出た一戦に切り込む。
【性齢】年齢別の成績は4〜7歳が幅広く馬券に絡んでいる。中でも近年の注目は6歳。ここ3年で7頭が馬券に絡み、21&22年は1〜3着を占めた。単勝回収率で唯一黒字収支の4歳は近4年のうち出走した3回(22年は出走せず)で2勝を挙げ、20年は15番人気がV。一発の魅力はある。性別では牝馬が【0・1・1・6】、セン馬【0・0・0・11】と勝ち切れていない。牡馬中心に馬券は組み立てよう。
【ローテ】前走重賞組が【8・6・6・59】と活躍。中でも
目黒記念【2・2・0・7】、
エプソムC【2・1・0・8】と春の東京重賞組が好相性。G1組は
天皇賞・春から参戦した馬が【1・1・1・4】の成績、馬券に絡んだ3頭は重馬場の開催だった。タフな馬場になれば長距離戦を使ってきた経験が生きる。出走馬が最も多い
巴賞組は【1・4・1・46】と信頼度は高くない。中でも
巴賞で0秒2差以内に好走していた馬(勝ち馬8頭含む)は【0・0・0・18】と苦戦。むしろ大きく負けていた馬の巻き返しが怖い。
【ハンデ】近年はハンデを背負う実力馬が苦戦傾向。別表の通り、過去10年で馬券に絡んだ30頭中24頭は56キロ以下だった。特に56キロが5勝、2着2回と活躍。トップハンデは5年連続で馬券圏外に敗れており、今年該当する58・5キロの
チャックネイト&
ハヤヤッコは黄色信号だ。
【結論】出走可能馬でハンデ56キロの4頭から、牡馬&重賞組の
マイネルクリソーラをV候補に指名したい。前走の
新潟大賞典は7着に敗れたが、今年初戦の
中山金杯で3着に好走しメドは立っている。昨夏は函館&札幌で1勝ずつ挙げており、洋芝適性も証明済み。
巴賞で0秒3差の2、3着だった
デビットバローズ&
アケルナルスターも反撃可能。穴候補には6歳牡馬の
プラチナトレジャーを挙げたい。(データ班)
スポニチ