函館土曜メインは
JRA2歳重賞第1弾「第56回
函館2歳S」。同舞台の函館芝1200メートルの新馬を快勝した
ヤンキーバローズに世代最初の重賞Vの期待がかかる。
初戦は単勝1・2倍の断然人気。スタートこそ外にヨレ気味だったが、逃げ粘る
ティピティーナを好位からねじ伏せた。勝ち時計1分9秒8は開催3週目としては上々の時計。レース後、岩田康は「抜け出してからは遊んでいた。次に向けて確実に勝てて良かった」と称える快勝だった。
その後は涼しい函館で調整を続けている。上村助手は「1回使って体もだいぶ締まって、いい感じになってきた。カイバもバリバリ食べてくれる。やれば時計が出てしまうので
テンションの維持に努めています」と上積みを感じている。
母キャンディバローズは札幌芝1500メートルの2歳未勝利をレコードで制し、G3
ファンタジーS優勝と早くから活躍した。息子は母より二回りは大きい好馬体の持ち主。同助手は「初戦は抜け出す時の反応が良かった。能力はあるので楽しみ」と手応え。今年27勝で全国リーディング4位(8日現在)と快走する上村厩舎の秘蔵っ子に注目だ。
スポニチ