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【函館記念】サヴォーナ “キズナの庭”函館で飛躍へ 初コースも形態味方に悲願の重賞初制覇を目指す

デイリースポーツ
  • 2024年07月09日(火) 06時00分
 「函館記念・G3」(14日、函館)

 函館開催を締めくくる伝統のハンデ重賞。主役は、悲願の重賞初制覇を目指すサヴォーナだ。23年神戸新聞杯2着、今年の日経新春杯2着など、あと一歩で初タイトルを逃しているが、今週から騎乗停止明けとなる池添を背に、“善戦マン”に終止符を打つ。

 初の北海道で飛躍のきっかけをつかむ。天皇賞・春6着から参戦するサヴォーナは、重賞未勝利ながら抜群の安定感で舞台を問わずに好走。今年の日経新春杯では、のちに宝塚記念を制するブローザホーンと0秒1差の2着と重賞級の能力を示している。G3なら力上位で決めたい一戦だ。

 初の函館参戦の理由は、スタートから1コーナーまでの距離が長いコース形態だ。二の脚が速いタイプではなく、これまでは序盤の位置取りに苦労した結果、ラストのひと伸びに響いた。そのため中竹師は「距離うんぬんではなく、スタートから最初のコーナーまで距離があるここを選んだ。出して行っても折り合いは問題ないからね」と狙い澄ました北上策について説明する。

 万全の態勢を期すため、1週前まで栗東で仕上げてから北海道入りを選択。その3日の1週前追いでは、栗東坂路を4F53秒1-37秒9-11秒8と荒れた馬場を苦にせず豪快な伸び脚を披露し、師も「動きは良かったね。状態は良さそうだし、来週はさらっとやれば十分」と順調な仕上がりに胸を張る。

 初の洋芝になるが、血統的な裏付けも大きい。今年の函館の芝コースでキズナ産駒は最多の6勝を挙げ、連対率37.5%、複勝率50%と驚異の好走率を誇っている。師も「パワフルなタイプだから洋芝も大丈夫だと思う」と適性を見込む。コース形態と血統を味方に堅実なキズナ産駒の4歳馬が、8度目の重賞挑戦で殻を破る。

提供:デイリースポーツ

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