貴重な血統背景を持つ若駒が、初勝利の“夢”に向かって第一歩を踏み出す。10日(水)の門別4R・
JRA認定フレッシュチャレンジ(2歳新馬・ダ1000m)で、
テイオーノユメ(牝2、北海道・
佐久間雅貴厩舎)が初陣を迎える。
同馬は父
クワイトファイン、
母ママテイオーノユメ、母の父
ヴァンセンヌの血統。父父、母母父がともに
トウカイテイオーなので、「2×3」の強力なクロスを持つ。父は北海道、福山、名古屋、浦和、船橋、金沢と渡り歩いて142戦6勝の成績を残した
タフネス。
トウカイテイオーで唯一の後継種牡馬にあたり、現2歳が初年度産駒となる。
6月4日に出走した能力試験では、出遅れて追走に苦労する様子もあったが、53秒4の時計で合格してデビュー切符を手にした。まずは初白星を飾り、ゆくゆくは繁殖牝馬として“帝王”の血を紡いでいってほしい。