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函館記念・G3」(14日、函館)
2年ぶり2度目の制覇を目指す
ハヤヤッコは9日、函館競馬場の角馬場で体をほぐした後にWコースを1周した。厩舎前の洗い場では、手入れの途中に前脚をかき込んだり、後ろ脚を不意に伸ばすなどのやんちゃぶり。そんな姿に田村助手は「馬は元気いっぱい。函館には毎年来ているし、慣れもあるのかな」と笑みを浮かべた。
12着に終わった前走の
大阪杯から3カ月半。1週前追い切りを美浦で済ませてから函館の地へ入った。「気配は悪くないね。馬にヤル気がある。前走はG1で壁が高かったけど、
金鯱賞(4着)はいい内容だった」と国枝師。そんな指揮官は輸送でどうなるかを心配していたが、同助手は「角馬場で穏やかに走っていて、
バランスもいいし、悪くない」と問題なしを強調した。
3年連続での参戦。過去2回のレースを、田村助手は「2年前は馬場が悪いなかでインを突いて勝ち、昨年は
ローシャムパークが強かっただけ。他の上位に来た馬とは接戦だったからね」と振り返る。「ハンデも59キロまであるかなと心配していたけど、58・5キロなら」と、
チャックネイトと並ぶトップハンデも気にしていない様子だった。
見栄えのする白毛馬も8歳になった今は、馬体にブチ模様が目立つようになってきた。円熟味を増したベテランホースが、相性抜群の函館でもうひと花咲かせる。
提供:デイリースポーツ