調整ルーム内へのスマートフォン持ち込みで5月31日から騎乗停止となっていた
水沼元輝騎手(21)=美浦・加藤和=の処分を決定する第2回裁定委員会が10日、JRA本部で開かれ、騎乗停止期間が来年2月28日までに決まった。
この処分を受け、水沼は師匠である
加藤和宏調教師(68)と美浦トレセンで報道陣の前に姿を現し、「自分の行動によって、関係者やファンの皆さま、多くの人に迷惑を掛け、信頼を失う行為をしてしまいました。反省しております。9カ月間はしっかり自分を見つめ直して、過ごしていこうと思っています。この度は大変ご迷惑をお掛けしました」と謝罪した。
師匠の加藤和師は「本人が反省し、日々努力して復帰まで歯を食いしばって頑張ってもらいたい。僕も昔の人間なので、師匠と弟子は親子の関係だと思っています。水沼が入ってきた時から、自分の子どものように育てたつもりです。僕も反省しなければならないのは、前回、ジョッキールームで携帯電話を使った件(昨年、水沼とは別の若手6騎手が携帯電話を調整ルームに持ち込んで騎乗停止となった)があった時に、自分が水沼にこんなことをしては駄目と強く言っておけば、このようなことはなかったと思っています。僕にも責任はあります。これからも水沼と2人で頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」と目に涙を浮かべて頭を下げた。
提供:デイリースポーツ