調整ルーム内へのスマホ持ち込みで5月31日から無期限騎乗停止となっていた
水沼元輝騎手(21)=美浦・加藤和=の処分を決定する第2回裁定委員会が10日、JRA本部で開かれ、騎乗停止期間が来年2月28日までに決まった。
処分決定を受け、美浦トレセンで同騎手と師匠の加藤和師が謝罪した。スーツ姿の水沼は「関係者、ファンの皆さま、多くの方に迷惑を掛け、信頼を失いました。深く反省し、9カ月間、自分の行動を見つめ直したい」と神妙な面持ちで謝罪した。
加藤和師は「師弟関係は親子。自分の子のように育ててきた。前回の(昨年5月に水沼とは別の6人が騎乗停止)事件があった時、自分がもっと強く水沼に事の重大さを言っていれば。だから私にも責任がある。9カ月を軽いと言う人もいるかもしれないが、日々努力して頑張ってほしい。私も一緒に頑張っていきたい」と涙を浮かべて頭を下げた。同騎手は処分が明けるまで厩舎作業を手伝いつつ、反省の日々を送るという。
提供:デイリースポーツ