【大いに気になる】今年のダート3冠路線大変革の目玉が
ジャパンダートクラシック(10月2日、大井2000メートル)の創設。その前身が7月に行われていた
ジャパンダートダービーだ。皆さんは覚えているだろうか。21年に12番人気でこのレースを制したのが船橋の
キャッスルトップ。あっと驚く逃げ切りが地方ファンを沸かせたが、同じ
バンブーエール産駒がその新設レースのタイトル奪取へ、刻一刻と爪を研いでいる。
それが
ダテノショウグン(牡3=大井・森下)。デビューから無傷の5連勝を飾っていたが、8日の大井9R赤兎馬賞(3歳オープン、1800メートル)で約8カ月ぶりに実戦復帰。2着に5馬身差をつける圧勝劇で完全復活をアピールして連勝を「6」に伸ばした。
レースは他陣営がこの馬との対戦を避けたのか、わずか7頭立て。道中は逃げる
ケンタッキースカイを終始マークする形。3コーナー手前からは2頭の併せ馬となった。直線に入っても激しいつばぜり合いを続けたが残り200メートルで鞍上が左ステッキを1発。それが合図となって一気にケンタッキーを競り落とし、最後は手綱を持ったままでゴールを駆け抜けた。
手綱を取った御神本も「まだ中身が八分ぐらい。反応がいまひとつだったがエンジンがかかった時の体の沈みはさすが。次の
黒潮盃(8月14日)までは連勝を伸ばして、もう1、2段上がってくれば
ジャパンダートクラシックも」と
ビッグタイトル獲りに手応えを感じた様子。左前脚の爪の負傷で春の2冠には間に合わなかったが、無敗街道は継続。歴史は繰り返す!このまま突っ走って秋に強力
JRA勢を迎え撃つ!!(矢内 浩美)
スポニチ