「
函館記念・G3」(14日、函館)
トップハンデは実力上位の証しだ。
天皇賞・春14着からの巻き返しを期す
チャックネイトは函館Wで最終リハ。1週前の美浦Wでしっかり攻めたとあって整える程度だったが、フットワークは軽快そのもの。新鞍上の佐々木も手応えをにじませ、北の大地から逆襲の一歩を踏み出す。
北海道で逆襲の一歩を踏み出す。春盾14着からの巻き返しを狙う
チャックネイトは、新たにコンビを組む佐々木を背に函館Wを単走。1週前の美浦Wでしっかりと負荷をかけており、今週は5F73秒2-41秒3-13秒5と整える程度だったが、フットワークは軽快そのもの。鞍上も「いい
バランスで走れていた。雰囲気はすごく良さそう」と好調ぶりを感じ取った。
デビューから堅実な走りを続けて昨秋にオープン入り。重賞初挑戦の
アルゼンチン共和国杯でいきなり3着と好走すると、続くAJCCで初タイトルを獲得。着実に実力をつけてきた。前走でデビュー以来初めて掲示板を外したが、トップハンデが示すようにG3なら力上位は明白だろう。
佐々木は「条件馬時代の追い切りで乗った時からいい馬でしたが、改めてめちゃくちゃいい馬だと思いました」と、背中から感じた能力の高さを絶賛。「柔らかみがあって大きい走り。それでいてメンタルも落ち着いています。函館も走ったことがある舞台ですし、心配なことがないですね」と確かな手応えを語る。
鞍上にとっては土曜メインの
函館2歳S(
サトノカルナバル)とともに、重賞初制覇が懸かる週末。「こんなチャンスはめったにあるわけじゃないので、取りこぼさないようにしたいです」と力を込める。本格化を迎えた6歳馬と、昨年史上最年少で函館リーディングに輝いた若武者。飛躍の秋に向けて、存在感をアピールする。
提供:デイリースポーツ