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【函館記念予想】函館開催のフィナーレ飾る一戦 トップハンデ苦戦で今年も難解か

  • 2024年07月14日(日) 06時35分
 JRAサマー2000シリーズ第2戦「函館記念」は函館開催を締めくくるハンデ重賞。過去10年間で1番人気馬は[2-1-0-7]で、3番人気以内馬は[6-1-3-20]。トップハンデも[0-2-1-8]。小回りの洋芝コースで行われる多頭数のハンデ戦らしく難解だ。

 ◎サヴォーナ日経新春杯2着馬。ブローザホーンと0.1秒差なら評価したい一戦だ。堅実な馬で、神戸新聞杯2着のち菊花賞5着。掲示板を外したとはいえ阪神大賞典は2着ワープスピードから0.5秒差、天皇賞(春)も2着ブローザホーンとは0.4秒差だった。500kgを優に超える大型馬で、天皇賞(春)で58kgを経験していることから57.5kgのハンデを苦にすることはないだろう。もともと古馬になってからと期待されていた馬。重賞初制覇を期待したい。

 〇トップナイフは昨年の札幌記念2着馬。ほかホープフルSドゥラエレーデと同タイム2着で、弥生賞タスティエーラから0.2秒差2着。京都2歳S2着という惜しい星もある。函館競馬場は初めてになるが、未勝利戦を勝ち上がったのは札幌競馬場だから、洋芝適性は高いと思われるうえに、重賞での4度の2着はいずれも小回りコース。ここは、昨秋の菊花賞以来のレースとなるが目が離せない1頭だ。

 ▲オニャンコポン京成杯の優勝馬。前走の巴賞はメンバー最速タイの末脚で追い込み4着だったが、2着デビットバローズからは0.1秒差だった。前走は58kgの斤量だったが、今回はハンデ戦で1kg減の57kg。小回りの競馬場に向いた瞬発力の持ち主でしっかりと脚をためることができれば良い脚を使う。1ハロンの距離延長と、広がった斤量差に望みを託したい。

 △エンパイアウエスト野島崎特別、そしてパールSの優勝馬。新馬戦を勝ったあと2勝目を挙げるまで時間がかかってしまったが、その後は順調にクラスを上げてきた。派手さはないが先行力と勝負強さが持ち味。53kgなら不安よりも期待の方が大きい。

 △リカンカブール中山金杯の優勝馬。まだ子供っぽさを残す馬で、前走はスタート前にパニックになったということだが、能力的には通用するはず。巴賞のレース内容が良かった△アケルナルスターと△サンストックトンも押さえておきたい。

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