「
兵庫サマークイーン賞」(12日、園田)
世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム
ジャパン2024」の古馬秋シーズン第2戦は開催最終日の11Rで行われた。1番人気で金沢の
ハクサンアマゾネスが連覇を達成。2周目の向正面3番手からスパートして、8連勝で重賞24勝目を挙げた。2着は5番人気で高知の
アンティキティラが逃げ粘り、3着には4番人気で大井の
グレースルビーが直線で末脚を伸ばして入った。
金沢の至宝・
ハクサンアマゾネスに死角は見当たらなかった。「連覇できてホッとしている。スタートを出てくれたし、馬場も味方した。金沢の不良馬場を走り慣れているので」と加藤義師。ばんえい競馬のオレノココロが保持する重賞25勝の
地方競馬最多記録まで、あと1勝に迫った。
レースは
アンティキティラが逃げて
ハクサンアマゾネスは3番手で追走。「競られてハイペースになるのが嫌なので、馬のリズムを優先して3番手につけた。7歳になって落ち着きが出て、うるささはなくなったが、レースではパワフル。日本記録を更新したい」と吉原寛。この連覇も通過点でしかない。
次走は地元戦を予定。夏の休養はその後になりそうだ。「グランダム
ジャパン優勝を狙いたいので、
読売レディス杯(8月6日・金沢)を視野に入れている」と加藤義師。地方最強牝馬は連勝街道をさらにばく進する。
提供:デイリースポーツ