スマートフォン版へ

【POG】ショウナンサムデイが次週札幌で初陣 母はショウナンパンドラ(美浦発)

デイリースポーツ
  • 2024年07月13日(土) 14時09分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先日はセレクトセールが行われました。予想はしていましたが、過去最高の売り上げを記録し、相変わらずの浮世離れ感にあふれた会場でしたね。もう1億なんてありふれた価格となってしまっており、落札されてもサッと次の馬が開始される流れに驚いてしまいました。以前は億が出るごとに「おーっ!」という空気感があったのですが、今ではそれは3億くらいからになりましたかね。落札後の拍手が起きたのは最高取引価格となったデルフィニアの23くらいだったと思います(他でも拍手が起きていたらごめんなさい)。

 全体の平均価格が約6356万円。いやいやいや、どんな金額なんですか…。ちなみにJRAから発表されている令和3年度においての1頭あたりの年間収入は約796万円です。これは令和3年単年での収入額なので、1頭あたりいくら稼いでいるかという額とは違いますが、貧乏記者はどうしてもこういうのを気にしてしまうんです。でもこんな金額で馬を手にしたいと思うのも、その先には夢があるからだと思いますし、競馬には魅力があふれているということの証明でもありますね。落札された皆さまにとって、その馬はかけがえのない「宝物」。ぜひとも一緒に大きな夢を目指し、そして僕らも一緒になって楽しませていただければと思います。セレクトセールで落札された皆さま、おめでとうございました!

 さて先週の新馬戦の振り返りですが、まず6日福島の芝1200m(牝馬限定)ではミライヘノブーケ(牝、伊藤大)が勝利。いいスピードを見せてくれましたね。父は今年の新種牡馬サートゥルナーリアで、次走は未定です。

 同日の福島芝1800mを勝ったのはマーズオデッセイ(牡、宗像)でした。父アドマイヤマーズは未勝利戦も合わせて大活躍でしたね。セール前に産駒が走ると、価格も変わってくるので、セール関係者にとってはグッジョブだったと思います(笑)。次走は未定。

 同日の函館芝1200mを勝ったのはピコローズ(牝、伊藤大)でした。厩舎は福島、函館で新馬戦を勝ったことになりますね。こちらも次走は未定となっています。

 7日の福島芝1200mを勝ったのはセイウンビッグバン(牡、萱野)でした。次走はダリア賞(8月4日・新潟、芝1400m)へ向かいます。

 さて注目の良血馬アロンズロッド(牡、国枝、父エピファネイア母アーモンドアイ)が美浦に帰厩しました。デビュー予定は8月11日の新潟1600m。鞍上はもちろんルメールの予定です。産まれてからずっと注目され続けてきた馬のベールを脱ぐ時がいよいよ近づいてきました。楽しみですね。

 同じく良血のエデルクローネ(牡、手塚、父フィエールマン母コロナシオン)も美浦に帰厩。こちらも3回新潟の前半を目指して調整が進められるとのこと。

 21日の札幌芝1800mの新馬戦には秋華賞ジャパンCを勝ったショウナンパンドラを母に持つショウナンサムデイ(牝、奥村武、父サートゥルナーリア)がデビュー予定。鞍上は池添。

 ブラストワンピースの半妹ロパシック(牝、大竹、父エピファネイア母ツルマルワンピース)は先週、函館に移動。28日の札幌芝1800mを目標に調整されます。(馬サブロー美浦支局・木村)

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す