7月13日の小倉11R・
宮崎S(3歳上3勝クラス、ダート1700メートル=15頭立て)は
藤懸貴志騎手が騎乗した単勝13番人気の
クレスコジョケツ(牝5歳、栗東・
木原一良厩舎、父
アメリカンペイトリオット)が逃げの手に出ると、52キロの軽ハンデを生かして先頭のままゴール板を駆け抜けた。9戦続けて1秒以上の大敗を重ねていたが、ここで一変した。勝ちタイムは1分43秒5(良)。
スタートから迷うことなくハナを奪うと、後続を引きつけることはせずに、終始12秒2〜12秒3のラップを刻んだ。ラスト1ハロンも12秒6でまとめる完璧なペース配分で勝利に導いた。首差の2着に9番人気の
ラニカイ(
荻野極騎手)、さらに1馬身1/4差の3着に2番人気
メイショウホマレ(
松若風馬騎手)が入り、3連単は262万2320円の高配当となった。
藤懸騎手は「状態のよさが第一ですね。いい状態でもってきてもらえた。ハンデの52キロもよかったです。とにかく馬の気分を考えて、邪魔をしないように乗った結果、よく最後までしのいでくれたと思います。このオーナーにはよくしてもらっているので、勝ててうれしいです」と笑顔で振り返った。
スポーツ報知