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【函館2歳S】サトノカルナバル重賞制覇一番乗り!初コンビ佐々木16度目挑戦で初タイトル 堀厩舎目指す函館重賞完全制覇

デイリースポーツ
  • 2024年07月14日(日) 06時00分
 「函館2歳S・G3」(13日、函館)

 左手で大きくガッツポーズを掲げ、待ちわびた歓喜の瞬間を味わった。デビュー3年目の佐々木が、16度目の挑戦で自身初の重賞制覇。初コンビを組んだ1番人気のサトノカルナバルに世代初の重賞タイトルをもたらした。

 6月に東京での新馬戦を7馬身差の圧勝で飾った素質馬は重賞でも横綱相撲を見せた。好発を決めて道中は4番手から運ぶと、直線は力強い伸び脚で先行勢をとらえた。佐々木は「距離短縮ということもあって多少流れに乗せていった分、ハミをくわえるのが甘くなった。それでも直線の手応えは他の馬とは違っていた」と頼もしそうに相棒の走りをたたえた。

 北海道デビュー組以外が当レースで勝利したのは初の快挙。美浦でじっくり乗り込まれてきたとはいえ、心身の幼い2歳馬にとって遠征競馬は未知数。函館での最終追いは佐々木がまたがり軽い調整だったが、状態は不安視していなかった。「堀先生には見習い騎手の時からお世話になっていて、信頼し切っていました」と笑顔で明かす。

 堀厩舎は函館スプリントSサトノレーヴで制しており、函館重賞を2連勝。開催最終日の函館記念では、再び佐々木を鞍上にチャックネイトで今年の函館重賞完全制覇を狙う。「もっともっと重賞を勝てるように。今年は70勝できたらなと思うし、さらに頑張りたい」と意気込んだ若武者が、連日の大暴れで函館のフィナーレを飾る。

提供:デイリースポーツ

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