スマートフォン版へ

【JRA短期免許騎手の初騎乗30年】欧州のビッグレースを席巻する現役トップジョッキー

  • 2024年07月23日(火) 17時00分
 JRAの短期免許第1号となったL.クロップ騎手が、94年6月25日にJRAで初騎乗してから、今年でちょうど30年となる。これまでにのべ70人以上の名手が海の向こうから来日し、日本の競馬を盛り上げてきた。そんな短期免許を取得したジョッキーたちの軌跡とは。R.ムーア騎手はJRAのGIで9勝を挙げるなど、世界を股にかけて大活躍している。

 ムーア騎手は83年生まれ。00年に障害騎手としてデビューし、02年に平地初勝利。04年の京王杯SCフィートソーファスト(3着)で日本初騎乗を果たしている。そして06年のインターナショナルSのノットナウケイト(Notnowcato)でGI初制覇。この年、182勝を挙げて英リーディングジョッキーに輝いた。その後は凱旋門賞キングジョージ?世&クイーンエリザベスS、英ダービーなどを次々と制し、瞬く間にトップジョッキーへと上り詰めていく。

 その名が日本で広く知れ渡ったのはスノーフェアリーとのコンビだろう。10年のエリザベス女王杯を制し、日本での重賞初勝利をGIで飾る。そして11年には連覇を達成。その手綱捌き、迫力あるフォームは関係者やファンに衝撃を与えた。

 その後は毎年のように11月から12月にかけて来日。ジェンティルドンナモーリスゴールドドリームヴェラアズールなど、主にノーザンファーム関連の名馬とコンビを組み、数多くのビッグレースを制した。また、昨年は11月11日から短期免許を取得。同19日の京都2Rで落馬負傷し、治療のため短期免許を取り消して帰国したが、再来日して有馬記念タスティエーラなどに騎乗した。

 今年もシティオブトロイ(City Of Troy)やオーギュストロダン(Auguste Rodin)とのコンビで、欧州のビッグレースを席巻しているムーア騎手。その手綱捌きが再び日本で見られることを楽しみにしたい。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す