すっかり厳しい暑さが続くようになった今日この頃。世間に目を向ければ、もう夏休みの季節だ。子どもも大人もワクワクする時期だが、“宿題”も気になるもの。そこで、netkeibaでは「競馬好きのための読書感想文」と題して、競馬にまつわる本を紹介。これで今年はもう大丈夫!? 第一回は渡辺隆裕氏監修の『競馬の経済学』。
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「巨大エンタメ産業のお金の流れがまるっとわかる」と銘打たれた本書は、東京都立大学経済経営学部教授の渡辺隆裕氏が、生産や育成、馬券や経済効果など、競馬にまつわるお金の動きをイラストと図解でわかりやすく解説している。
競馬界は、主催者、関係者(騎手、調教師、馬主)、生産者、ファンなど、たくさんの人びとが動いている。
中央競馬と
地方競馬を合わせて、「4兆円規模」とされるモンスター娯楽産業を分析。本書を読めば、競馬界の経済事情に詳しくなること間違いなし。
本書は初心者にもわかりやすい作りとなっているが、一方でシンジゲートの仕組みや引退した重賞勝ち馬への助成、獣医師や装蹄師の平均年収などマニアックな部分まで網羅しており、長年の競馬ファンも新たな発見がある一冊となっている。
【書籍情報】
◆出版社:カンゼン
◆ページ数:192ページ
◆定価:1870円(税込)
◆判型:四六判
【プレゼント】
本書をアプリをお持ちの方、抽選で5名様にプレゼントいたします。
応募期間は2024年8月2日(金)23:59まで。
みなさまからのたくさんのご応募お待ちしております。
※アプリをお持ちでない方は下記ボタンを押下していただくとダウンロードページへと遷移いたします。