南関東の若きエースにまたひとつ勲章が加わった。
笹川翼騎手(29)=大井・米田英=が16日の浦和競馬9Rで
地方競馬通算2000勝(うち重賞24勝)の大台に到達した。13年デビューから1万5101戦目。4119日目&29歳11カ月での達成は、現JRA所属の
岩田康誠騎手(50)=栗東・フリー=が兵庫時代に達成した3962日&28歳5カ月に次ぐ史上2番目のスピード記録(20代では史上2人目=いずれも記録の残る73年4月以降=
地方競馬全国協会広報調べ)となった。
17日が30歳の
バースデー。20代最後の日の
メモリアルVに「いい誕生日になりました」と笑みが浮かんだ。6Rで王手をかけて2戦目。小雨の降りしきる中、2番人気の
アムレートで4角先頭から勝利をつかんだ。「ジョッキーにとって大きな数字だけど、ここまで来られたのは周りの関係者のおかげ。そこを勘違いしないように、感謝の気持ちを持って変わらず一頭、一頭大事に乗っていきたい」と決意も新た。続く10Rでも勝ち“2001勝”とした。
今年は重賞未勝利ながら、昨年は兵庫の
イグナイターで自身初となるJpn1(JBCス
プリント=大井)を制覇。初の南関東リーディングもゲットした。今春には
イグナイターとともに初のドバイ遠征(
ドバイゴールデンシャヒーン=5着)も経験。南関東だけでなく、日本を代表するトップジョッキーへの階段をしっかりと駆け上がっている。
提供:デイリースポーツ