セレクトセールが大盛況で幕を閉じたが、競走馬のセールはここからが本番だ。まずは22日から24日にかけて、北海道新ひだか町の北海道市場でセレクションセールが開催される。過去のセール出身馬には
ホッコータルマエや
ビッグアーサー、
ジャックドールなどGI馬がズラリ。今年の上場馬の中から、高額取引が予想される馬を紹介する。
今年から新たに設けられた初日の「プレミアム
セッション」には、選抜された上場馬の中でもより厳選された馬が上場される。
コントレイル産駒では24番の
テオレーマの2023(牡)。21年の
JBCレディスクラシックを制した母の初仔となる。芝でどうかは何ともいえないが、ダート適性には太鼓判を押せる。
キズナ産駒では68番の
クードメイトルの2023(牡)。伯母の
ファンディーナは17年の
フラワーCの覇者。母は故障のため、志半ばでの引退となったが、その分も活躍してほしい。
サートゥルナーリア産駒からは2頭を取り上げたい。18番の
ヤマカツマリリンの2023(牡)は重賞を5勝した
ヤマカツエースの半弟。他のきょうだいも多くが上級クラスに出世しているので、確実に走ってくれそうなイメージだ。そして82番の
レーヌミノルの2023(牡)は、母が17年の
桜花賞馬。全弟は先日のセレクトセール当歳
セッションで3800万円(税抜)と意外な安値だったが、兄はどうなるか。
その他では
ダイワメジャー産駒から25番の
マラコスタンブレの2023(牡)を紹介したい。伯母の
マラコスタムブラダはアルゼンチンのG1勝ち馬。いとこで19年の阪神JFを制した
レシステンシアは同じく
ダイワメジャー産駒なので、非常によく似た血統構成となる。筋肉量豊富なマイラー体型で、父の最後の大物となる可能性は十分にあるだろう。
2日目以降では
オパールムーンや
サイモンラムセスの半弟となる288番の
コパノマルコリーニの2023(牡、父
アルアイン)、
サトノフェイバーの半弟となる399番の
ヴィヴァシャスヴィヴィアンの2023(牡、父
インディチャンプ)、名牝系出身となる188番の
ウインジュビリーの2023(牝、父
サートゥルナーリア)などに注目したい。