地方交流重賞のスポニチ賞「第14回
習志野きらっとスプリント」が
船橋競馬場で行われた。1番人気の
エンテレケイアが逃げ切り優勝、6歳で重賞初制覇を決めた。
これぞスタートダッシュ。11番ゲートから飛び出すと内の
オールスマートとの激しいハナ争い。だが、鞍上・吉原の“譲らない”という気合が勝った。
オールスマートが控えたところでスッと2馬身差をつけると、あとはマイペース。余裕の手応えで直線を向くと手綱をしごいて一気に仕掛けた。残り200メートルで右ステッキ1発。さらに残り100メートルで再度、右ステッキ1発入れて促すと最後は6馬身ちぎっていた。
「具合はいいので思い切って乗ってくれ、というオーダー。その通りスタートから行けた。先頭に立っても手応えに余裕があったし、何とかなると思っていた。勝てて良かった」と吉原は満足感たっぷりに振り返った。調教師不在で次走は未定だが、ス
プリント路線に遅咲きの新星が現れたことは間違いない。
▽
エンテレケイア 父
アジアエクスプレス 母スターレット(母の
父ブライアンズタイム) 牡6歳 浦和・
小久保智厩舎 馬主・小田吉男氏 生産者・北海道浦河町の谷川牧場 戦績35戦7勝(南関東27戦6勝) 総獲得賞金8457万円。
スポニチ