「
習志野きらっとスプリント・S2」(18日、船橋)
好スタートから先手を奪った1番人気の
エンテレケイアが逃げ切り、待望の重賞初制覇。「第31回アフター5スター賞・S3」(9月11日・大井)、「第35回
テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月18日・浦和)、「第58回
東京盃・Jpn2」(10月3日・大井)への優先出走権をゲットした。6馬身差の2着に2番人気の
スワーヴシャルル。3着には佐賀から遠征してきた5番人気の
オールスマートが奮闘した。
速い、速い、止まらない。電撃の船橋名物1000メートル重賞は、スタートで1頭だけポンと出た
エンテレケイアが矢のようなスピードを披露。この日は前が止まらない馬場も味方にラ
イバルたちに影さえ踏ませず。最後は6馬身差で圧倒した。
これが8度目の重賞挑戦。前走の
川崎スパーキングスプリントでは勝利寸前で頭差かわされて2着。2年半ぶりとなった船橋コースで初勝利。成長した姿を誇示した6歳馬は念願のタイトル奪取で充実の時を迎えた。
初コンビとなった吉原寛は「とても具合がいいと聞いていたし、(調教師から)“思い切って乗ってくれ”と言われてました。その通りの競馬。速かったですね」と汗をぬぐった。
先週の
兵庫サマークイーン賞に続く2週連続重賞Vは今年13勝目。全国各地を渡り歩く重賞V請負人は、キャリア最多となった昨年の22勝を上回るペースで勝ちまくる。19年12月のデイリー盃
クイーン賞以来となる船橋での重賞V(6勝目)に「きれいになった
船橋競馬場でも勝ててて良かった」とスタンドからの多くの祝福に笑顔で応えた。
提供:デイリースポーツ