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【中京記念予想】2年ぶりに小倉芝1800mが舞台 小回りゆえ逃げ先行馬が中心か

  • 2024年07月21日(日) 06時35分
 サマーマイルシリーズの第2戦「第72回中京記念」は開催日割の変更に伴い、小倉競馬場・芝1800mのハンデ戦で行われる。小倉競馬場で中京記念が行われるのは22年以来2年ぶり7回目。

 小倉競馬場の芝1800mコースはスタンド前発走からコーナー4つを経て最後のコーナーからゴールまでは293m。スパイラルカーブで追い込みが利きやすいコースではあるが、やはり逃げ、先行馬が有利にレースを運べる印象だ。

 ◎ニホンピロキーフ関門橋S含めて小倉競馬場では3戦3勝。昇級初戦のマイラーズCではソウルラッシュセリフォスにこそ先着を許したが、真っ向勝負で3着。重賞でも通用する能力を示している。スタートのセンスが良く、やや強めの前進気勢を併せ持つも、どんな位置からでも競馬ができる自在性と長く良い脚を使えるのが強み。前走はマイル戦を使われた直後の1戦ということに加えて外枠だったため前に壁を作ることができなかった。改めて期待したい。

 〇エピファニー小倉大賞典優勝馬。今年の中山金杯では1番人気の支持を得た。初のGI挑戦となった大阪杯はさすがに厳しいレースを強いられたが、それでも勝ったベラジオオペラから0.7秒差なら大きく評価を下げる必要もなさそうだ。2歳秋のデビュー戦から期待されていた馬で、デビュー3戦目の初勝利から4連勝でオープン入りした素質馬。さすがに即重賞制覇とはならなかったが、キャリアを積んで力をつけてきた。相性の良い競馬場で2つ目のタイトルを狙う。

 ▲セオは都大路S優勝馬。3歳春の1勝クラス戦ではレーベンスティールと一騎打ちを演じて、これを退けている。逃げ、先行力と容易にバテない粘り強さが武器。3勝クラスでやや足踏みしてしまったものの、前走はリズムよく先行し、早めの仕掛けから自身最速上がりを記録したように力をつけている。同型馬をさばいてマイペースの競馬ができるようなら怖い一頭だ。

 △エルトンバローズラジオNIKKEI賞、そして毎日王冠の優勝馬。その勢いで挑んだマイルCSは勝ち馬と0.2秒差だった。以降は柔らかい馬場に持ち味を生かせないままだが、前走の安田記念は勝ち馬と0.6秒差だから悪くはない。1800mの距離は[2-3-0-1]。59kgは楽ではないが、無視はできない。

 春の小倉大賞典で1番人気の△アルナシームは実績のある右回りに戻るのはプラス材料だ。その小倉大賞典で2着だった△ロングランもまだ見限れず、ここ小倉競馬場で行われた春の愛知杯2着△タガノパッションの末脚も怖い。

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