地方競馬全国協会(NAR)は7月19日、令和6年度の第1回調教師・騎手免許試験における新規合格者を発表した。
今回の新規合格者は調教師が4人、騎手が3人で、いずれも8月1日付の免許交付となる。
騎手部門では笠松所属で地方通算1276勝の
筒井勇介騎手、同じく笠松所属で1113勝の
高木健騎手が合格。調教師と騎手による馬券不正購入事件で21年4月に、岐阜県競馬組合は筒井に競馬関与停止1年、高木に競馬関与停止6か月停止の処分を下し、騎手免許が取り消されて引退となっていた。その後、2人は処分の取り消しを求める訴訟を起こし、岐阜地裁は処分は違法として岐阜県競馬組合の敗訴が確定していた。
筒井元騎手は02年4月に笠松からデビューし、2018年12月30日には地方通算1000勝を達成。19年(124勝)、20年(131勝)と2年連続で笠松リーディングを獲得している。高木元騎手は1982年4月に笠松からデビューし、14年2月26日に地方通算1000勝を達成していた。
なお、合格者は次の通り(カッコ内は年齢、=現所属・職種)
◇調教師試験の新規合格者
池田 敦(47)=金沢・
高橋俊之厩舎、騎手=
堀場 裕充(47)=金沢・
加藤和宏厩舎、騎手=
荒木 道哉(54)=笠松・
加藤幸保厩舎、厩務員=
森山 広大(31)=笠松・
森山英雄厩舎、厩務員=
◇騎手試験の新規合格者
小牧 太(56)=
JRA・フリー、騎手=
高木 健(59)=笠松・
田口輝彦厩舎、厩務員=
筒井勇介(41)=笠松・
田口輝彦厩舎、厩務員=
スポーツ報知