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4年前は“謙信公”が新潟で重賞制覇 成績の良い戦国武将の名が付いた馬は?

  • 2024年08月03日(土) 11時55分
 4年前のレパードSでは、戦国武将の上杉謙信に由来する馬名のケンシンコウが重賞初制覇を果たした。上杉謙信のゆかりの地である新潟でのタイトル獲得とあって、大いに話題を集めたことは記憶に新しい。そこで今回は戦国武将に由来する名前の馬を紹介する。

 最初にシンゲンを取り上げたい。03年生まれのホワイトマズル産駒。馬名の由来は「武田信玄より(馬主が武田家の末裔なので)」となっていた。6歳時に素質が開花し、白富士Sでオープン初勝利を挙げると、続く新潟大賞典エプソムCと重賞を連勝。7歳時にはオールカマーで3つ目のタイトルを獲得した。残念ながらGIは5戦未勝利で「日本一」とはならなかったが、その馬名もあって人気の高い馬だった。

 2頭目はメイショウモトナリだ。94年生まれのアレミロード産駒。2歳から7歳まで息長く走り、97年のスーパーダートダービーなど重賞を4勝。短距離から中距離まで幅広くこなせる馬だった。そして現役では先述のケンシンコウがエース格だろう。20年のレパードSの覇者。近走は苦戦が続いていたが、先週のジュライSで3着に食い込み、2年ぶりの馬券圏内を確保した。次走では是非とも復活Vを期待したい。

 地方では16年、17年、19年の霧島賞を制したキヨマサが有名だろう。現役では3勝クラスのメイショウカゲカツ、2歳のイエヤスマサムネも覚えておいてほしい馬だ。また、シゲルの冠名でおなじみの森中蕃オーナーは07年生まれの所有馬に戦国武将の名前を付けていた。このうち、最も出世したのはオープン馬となったシゲルソウウン(北条早雲)。少し地味!?な武将の名前をもらいながら、世代の「頂点」に駆け上がった。

 実際に天下を獲った信長や秀吉ではない武将たちの名前を用いられた馬のほうが成績が良いのは面白い。今後も戦国武将に由来する名前の馬は出てくるはず。その中から天下統一ならぬGI制覇を果たす馬が現れることを心待ちにしたい。

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