「
中京記念・G3」(21日、小倉)
5番人気の
アルナシームが好位のインでじっくりと脚をためると、4コーナーでスムーズに外へ持ち出し、力強く抜け出して重賞初制覇を飾った。首差の2着は内から鋭く伸びた2番人気の
エピファニー、3着にはさらに半馬身差で1番人気の
エルトンバローズが入った。勝ち時計は1分47秒2(良)。
56歳の横山典は、ダービー(
ダノンデサイル)以来の重賞タイトル。札幌メインの
しらかばSは55歳の
武豊が騎乗した2番人気
ゾンニッヒがVを決め、福島メインの
ジュライSは49歳の
吉田豊騎乗の
メイショウテンスイが勝利。3場のメインでベテランジョッキーが躍動していた。
殊勲の横山典は「位置取りにはこだわらず、繊細な馬なので気をつけました。レースはしやすかったし、勝つときはこんなものだと思う。下が緩かったし、脚元が掘れるようなところがあって少しモタモタしたけど、よくしのいでくれました」とパートナーをたたえた。「初めてまたがった3走前から先生と厩務員さんと3人で意見を出し合いながら、
アルナシームに寄り添いながらやってきましたからね。どこでも勝てる競馬場が好きですよ」と、集まったファンを笑わせていた。
提供:デイリースポーツ