重賞で待望の
JRA初勝利なるか。大井所属の
笹川翼騎手が、アイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)に
グレイトゲイナー(牡7、栗東・
森秀行厩舎)で参戦する。
笹川騎手は94年生まれの30歳。13年4月にデビューし、同年に43勝を挙げてNAR
グランプリ優秀新人騎手賞を受賞。15年の
勝島王冠の
ムサシキングオーで重賞初制覇を果たした。さらに昨年は
JBCスプリントの
イグナイターで初のJpnIタイトルを獲得。やはり初となる南関東リーディングの座に就いた。今月16日には
岩田康誠騎手に次ぐ2位の速さで地方通算2000勝を達成。しかし、
JRAでは59戦して2着2回、3着2回と、意外にも未勝利となっている。
アイビスSDのパートナーは
グレイトゲイナーだ。7歳だが今まさに充実期。昨秋に3勝クラスの
道頓堀S、オープンのみちのくSと連勝。その後も前々走のカーバンクルSで2着になるなど、自慢の先行力を武器に差のない競馬を続けている。3年前の
アイビスSDで5着同着の実績があるので、ここでも好勝負になって不思議ない。
笹川翼騎手は今回が初コンビ、そして
JRA所属馬では初の
JRA重賞参戦となる。陣営の抜てきに応えることができるか、地方を代表するトップジョッキーの手綱捌きに注目したい。