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【新潟新馬戦】ルージュレアリーズ ベール脱ぐ超良血!大きくなった馬体、仕切り直しの一戦

スポニチ
  • 2024年07月23日(火) 05時30分
◇Road to 2025

 今週から新潟が開幕する。この2週間は暑熱対策の変則編成で「競走時間帯の拡大」を実施。5R終了後には“お昼休み”が設定される。そんなランチブレークを前に楽しみな良血がスタンバイ。日曜4R(芝1600メートル)に向かう福永厩舎のルージュレアリーズ(牝、父レイデオロ)が仕切り直しの一戦を迎える。日本屈指の名牝系を受け継ぐ好素材がベールを脱ぐ。

 越後舞台で仕切り直しを迎える。ルージュレアリーズは先月23日の京都芝1800メートル戦に出走を予定していた。レース当週に左前肢の傷腫れを発症。大事をとって回避した。その後はノーザンファームしがらきに放牧へ。4日に栗東トレセンに戻ってきた。順調に乗り込みを消化。19日は坂路で福永師自ら騎乗。単走でしまい重点の運び。4F56秒4〜1F12秒4を刻んだ。全体時計は目立たないが、きびきびとした脚色が光った。福永師は「一度、出走態勢を整えていたので追い切り自体はあまり必要なさそう。今週サッとやれば仕上がると思います」と見通しを語った。

 母ラストグルーヴは13年3月に阪神芝1800メートルでデビューした。福永師は初戦の手綱を託され、勝利を飾った。祖母エアグルーヴは96年オークス、97年天皇賞・秋でG12勝。3歳上の半兄レッドモンレーヴ(父ロードカナロア)は23年京王杯SCで重賞勝ち。1歳上の半兄レッドアトレーヴ(父ロードカナロア)も先月未勝利を脱出した。日本有数の名牝系の血を継承。指揮官は「血統馬らしく、いいモノを持っている」と素質を評価した。

 少しずつ成長も見せている。「前回の入厩当初は馬体重が400キロぐらいで食べたものが身にならなかったけど、環境に慣れて20キロぐらい体が増えた」と伝えて、言葉を継いだ。「今回の休養で体つきが短距離馬っぽくなってきたかな。稽古でも少しハミに頼るような面が出てきたので、実戦までに修正していく」と課題も付け加えた。上質なDNAを受け継いだ超良血。華々しく競走生活の幕を開ける。

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