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クイーンS・G3」(28日、札幌)
鮮やかな復活劇に期待が膨らむ。重賞連続2着の実績を引っ提げて前走のNHKマイルCに挑んだ
ボンドガールは3番人気に支持されたものの、ブービー17着。直線でインからスルスルと抜け出しにかかったが、前の2頭が内側に斜行。この不利をまともに受けての急失速。手塚師は「前回は競馬をしていないし、リベンジだね」と反撃へ手応え十分だ。
17日の1週前追い切りは美浦Wで単走。少し前半で掛かり気味になりながらも直線はしっかりと追われ、6F80秒9-12秒2をマーク。指揮官は「積極的に動かして時計も出したけど助手が乗ってこれくらいならね」とうなずく。
6月末の帰厩から、ここまですべて単走で6本の時計を出してきた。「普段はおとなしく、キャンターなら併せられるけど、グッとくると気持ちが乗ってしまう」と説明。「いい負荷がかかっているし、体も太ってないので大丈夫。18日に札幌に移動して最後も助手が乗って追い切る予定」と万全の態勢を敷く。
今回は最高の条件がそろっている。別定戦のため負担重量は51キロ。距離こそ1F延長されるが「51キロは裸同然でしょう。1800メートルも大丈夫。小回りだし、ここまでワンターンの競馬が多いけど、中山も走っているからね。あとはスタートさえ決まれば」。古馬相手とはいえ、ここはきっちり賞金を加算し、秋のG1舞台に返り咲きたい。
提供:デイリースポーツ